人とコミュニケーションをとることが好きな人がいる一方で苦手意識を持つ人も多くいらっしゃいます。また、苦手意識はないけれどコミュニケーションの取り方が下手な人もいます。
生きていくうえでコミュニケーションをとることは欠かせません。それをうまく自分のものにして操ることができたならば生きていくうえで最高の武器を得たと言えるでしょう。
コミュニケーションとは

コミュニケーションとは言葉などを通じて相手に伝えること、通じ合うことを言います。しかし、言葉の内容が一番重要なわけではありません。
コミュニケーションを成り立たせているのは以下の3つです。
コミュニケーションに必要な3つの要素
①内容(発せられた言葉の意味)
②声(大きい・小さい・スピードなど)
③身体言語(表情・姿勢・身振り)
ある調査で、発言の内容そのものから伝わるのはたったの7パーセント。残りの93パーセントは身体(55パーセント)と声(38パーセント)によって伝えられるという結果が出ました。
例えばあなたが腕時計を買いに行った際に店員さんに対して「これ、つけてみてもいいですか」と言った答えが「どうぞ」であったとしても少し沈黙した後に不満げな顔で言われたならば「本当にいいのか」と不安になると思います。
これは内容・声・身体言語が一致してないことによって起こります。その為、コミュニケーションをとる際には相手の言葉だけでなく声の様子や体の使い方もよく観察しましょう。
一人でできるコミュニケーションの練習
コミュニケーションをとることが上手い人は日常的に家族団らんの時間を作っている方が多いです。しかしコミュニケーションの練習は相手がいないとできないというのは間違いです。
とても簡単に実践できるので是非参考にしてください。

テレビに向かってしゃべる(相槌の練習)
ただただ番組を見てリアクションをとるだけです。特に上手いことを言おうなんてことを考える必要はありません。テレビの向こう側の人間があなたに対して話しているかの如く素早くリアクションをとることが肝心です。
マジックショーを観て「えー!なんでー!」「なるほど」「すごい」
お笑い番組を観て「それはおかしいやろ」「なんでやねん」・・・などなど
相手が話をしている時に求めているものは適当な相槌です。テレビを見るときに声を出すようにしておくと相槌の引き出しが多くなりすぐに出てくるようになるので結果的に相槌の練習になるのです。
独り言を言う(きっかけを作る練習)
どんな些細なことでもいいです。
例えば「今日は晴れって言ってたのになー」「ダンゴムシが居る」「うわ、今日筋肉痛や」など目に入ったもの、感じたことなどについて声に出す練習をしてみてください。
アホやなと思われるかもしれませんが侮ることなかれです。
自分「今日は晴れって言ってたのになー」→相手「うそ、今雨降ってるやん」
自分「ダンゴムシが居る」→相手「え、どこどこ?ほんまや!そういえば小さい頃さー…」
自分「うわ、今日筋肉痛や」→相手「昨日何してん?」
というように、実際の会話でもこのように目についたことについて会話が始まることが多いのです。やってみると会話のきっかけがたくさんあることに気づくはずです。
ニュースを観る(話題についていく)
例えばあなたがゲーム好きであった場合、ゲームに熱中することは同じくゲームに熱中している方と深いコミュニケーションが取れるので何事にも熱中するのは良いことです。
しかし家ではゲームしかしないのでニュースは全く観ていないとなるとそれはもったいないことをしています。相手と話題になるのは目の前にあることやニュースで仕入れた情報についてがほとんどだからです。
特に社会人になるとそれほど親しくない人と関わる機会も多くなるので毎日観る習慣をつけておくと良いでしょう。もしも話し相手がニュースを観ていなかったとしても相手にとって新鮮な情報を提供できることができます。

ラジオを聴く(プロから学ぶ)
どんな方のラジオでもOKです。ラジオでは言葉だけでいかに最後まで聴いてもらえるか、そしてまた次回も聴いてもらえるかが大事なので「言葉で惹きつける技術」を学ぶことができます。
また、芸人さんのラジオなどの一人喋りではなく相手がいる会話形式のラジオだと相手の話を盛り上げる相槌の仕方なども参考になりますよ。
個人的におすすめのラジオ番組は「ハライチのターン」「オードリーのオールナイトニッポン」あとは霜降り明星のお二人にも相槌などで学ぶことが学ぶことが多いかも。とにかく自分が面白いと感じるラジオであればそれを聴くのが良いと思います!
最後に
色々なことが機械でできるようになっているとはいえ会話は必要です。練習をしていくことで自分の意見を伝えること、自分が気持ちよく会話をすることに繋がりますよ。ご参考になれば幸いです。
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