女性の健康

デリケートゾーンのかゆみは膣カンジダ症?!原因と治療について

カンジダと聞いて性感染症を思い浮かべるかもしれませんが性感染症とは全く別のものになります。

膣カンジダはある日突然なるものなんです。そして1度なったことがある人は繰り返しなってしまうことが多いです。

こんな方におすすめ

  • デリケートゾーンのかゆみに悩んでいる人
  • 膣カンジダ症について知りたい人
  • 膣カンジダ症の再発を防止したい人

膣カンジダとは?

膣カンジダとは、カンジダ菌という真菌(カビの一種)によって起こる膣炎になります。

カビと聞くとびっくりされるかもしれませんが実は皮膚や口の中や腸にも存在する常在菌の一種です。

何らかの影響により菌が喜ぶ環境になると大量に繁殖して炎症を起こすのです。

本来カンジダ菌と人間はクマノミとイソギンチャクのような関係で持ちつ持たれつの関係を保っています。

人間は場所と食べ物の提供をする代わりに常在菌であるカンジダ菌に幼いころから慣れておく(免疫力がつく)ことによって多少のウイルスや細菌には勝てる身体になっているという説があるのです。

ただし、何らかの影響で増殖し力を付けることにより、夜寝ている間に磨き残しをめがけて口の中に這い上がってきて歯周病の原因になったり、一説では潰瘍性大腸炎も腸内にいるカンジダ菌による炎症ではないかと言われています。

そんな彼らと共存する為にはカンジダ菌が繁殖する原因を知り、対策をたててうまく付き合っていくしかないのです。

膣カンジダの症状

  • 膣及びその周辺のかゆみ
  • 白い、酒粕(orチーズ)みたいなおりもの
  • 膣のひりひり、刺激、熱感
  • 外陰部の発疹や発赤
  • 排尿時の痛み
  • 性交渉時の痛み

1つでも当てはまれば膣カンジダの可能性が高いです。

膣カンジダの症状がある場合

放っておいたらどんどん悪化する一方なので婦人科を受診しましょう。

きりん

私は2度なってしまったことがありますがどちらも1回の受診のみでその日のうちに治りましたし原因を知り、対策してからは再発しておりません。

市販でも膣カンジダのお薬は売っているのですが医師の判断を聞かないうちから膣カンジダと決めつけて対処するのはNGです。

全く見当違いの原因があった場合、そちらをずっと放置し続けて後で大変なことになる可能性もあるので過去に膣カンジダ症と診断されたことがない方は迷わず婦人科を受診しましょう。

きりん

治るまでの間は家族とタオルを別々にして陰部をなるべく乾いた状態に保ちましょう!

●仕事等の都合でなかなか婦人科に行くことができない方へ

実体験として放っておくと我慢できないくらいにかゆくなってきます。
とりあえずでかゆみを抑えたい方はフェミニーナ軟膏(他の薬と併用不可)をおすすめします。ただ膣カンジダ症のお薬ではないので早めに都合をつけて婦人科を受診しましょう。

市販のお薬

再発の方は市販のお薬でも対応できます。

オキナゾールL100 \イチバンオススメの坐剤/

再発を繰り返してしまう、なかなか治らない膣カンジダ症におすすめ

膣カンジダ症の原因のほとんどがカンジダ・アルビカンスという真菌ですが、中にはカンジダ・グラブラタという真菌が原因になっている場合も。
オキナゾールL100はこの両方に効果があります。他のおくすりを使用しても、何度も繰り返すなどなかなか治らない場合は、こちらのおくすりを試してみるのも良いでしょう。

分類第1類医薬品
有効成分(含有量)/主成分(含有量)オキシコナゾール硝酸塩(100mg)
効果・効能腟カンジダの再発(過去に医師の診断・治療を受けた方に限る)
用法・用量1日1回1錠(6日間)
薬・サプリメント・食品のタイプ膣坐剤
妊娠中・授乳中の使用・妊娠中は使用不可・授乳中は要相談
使用が可能な年齢15歳以上、60歳未満
1回の使用あたりのコスト(目安)2800円(6日間使用)
使用してからの効果時間1個につき1日(6日間使用が必要)

メディトリートクリーム

ベタつきの少ないクリーム剤で塗りやすいです。
メディトリートの膣錠と合わせて使用する際は、同シリーズのこちらを選ぶのが良いでしょう。外陰部症状のみでも、膣内にも菌がいる場合が多いですので、合わせて使用することで効果アップが期待できます。

分類第1類医薬品
有効成分(含有量)/主成分(含有量)ミコナゾール硝酸塩(1g中10mg)
効果・効能膣カンジダの再発による、発疹を伴う外陰部のかゆみ
用法・用量1日2〜3回患部に塗布
薬・サプリメント・食品のタイプクリーム剤
妊娠中・授乳中の使用・妊娠中は使用不可・授乳中は要相談
使用が可能な年齢15歳以上、60歳未満
1回の使用あたりのコスト(目安)67円
使用してからの効果時間 

膣カンジダ原因を知れば対抗策が立てられる

原因その1:風邪、疲労、ストレスなどによる免疫力低下

睡眠、食事、運動で免疫力を高めましょう。

原因その2:ホルモンの変化(生理前や妊娠など)

ピルや漢方等の薬を用いてホルモンバランスが乱れないようにすることができます。

原因その3:抗生物質

実は飲む際にとっても注意が必要な抗生物質。必ず医師の処方に従って服用しましょう。

原因その5:服装(湿っていたり、きつい状態)

カビはじめじめしたところを好むようにカンジダ菌もじめじめが大好きです。

その為、ナプキンなどはあまり長くつけすぎず、こまめに変えるのが理想的です。また、下着もあまりきついものを穿くよりも乾燥させるように通気性をよくする方がいいでしょう。

原因その6:HIVウイルスの感染

避妊具は避妊を防ぐだけが目的ではないのでお互いの為に使用するようにしましょう。

原因その7:糖質の摂りすぎ

糖質はカンジダ菌の好物です。

糖質を摂りすぎている人というのはカンジダ菌にとって最高の住まいを提供していることになります。糖尿病になると合併症も多いですし、今のうちから食生活をしっかり見直しましょう。

最後に

私は不正出血が長く続いた時期があって下着が長く湿っていたことによるカンジダだったことがわかったのでそこを改善すると再発しなくなりました!でも奴らは隙あらば繁殖しようとするのでこれからも気を付けたいと思います...。

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