カフェイン過敏症をご存じでしょうか?
カフェインには眠気覚ましや集中力の向上効果があり、人々の生活に浸透しています。
しかし、その神経を刺激する特徴が体質や遺伝、またはその時の体調によってめまいや吐き気、動悸などの不調を生み出すこともあります。
原因や、実際にカフェイン過敏症である私のことについてまとめました。
なぜカフェイン過敏症になったのか
私はというと小さい頃から緑茶を飲むのが好きでして…好きすぎたんでしょうね。全て飲み終えた後は茶葉までムシャムシャ食べていました。ご存じのように茶葉は食べるものではなく、遺伝的にも自律神経が弱い方であったため自分が摂取しても良いカフェインの量を超えてしまいカフェイン過敏症になってしまったわけです。
どんな症状がある?
めまい・動悸・息切れ・心拍数の増加・震え・興奮・不安・不眠症・下痢・吐き気などがあり、症状や程度には個人差があります。
私の場合は、動悸や吐き気、興奮状態は毎回でます。あとはすっごく眠いのに眠ることができないかんじがあったり、たまにめまいの症状が出ます。
カフェインアレルギーとは違う
カフェイン過敏症とカフェインアレルギーは別物になります。症状としては似たようなものが多いのですが、上記の症状以外に蕁麻疹・くしゃみや咳・発汗・腹痛・貧血などの症状がある場合はカフェインアレルギーの可能性が高いです。
一日に摂っていいカフェインの量
カフェインに強いか弱いかは人によって異なり、例えばバケツ一杯分摂っても平気という人もいればコップ一杯でも体に不調が出てしまう人もいます。また、普段バケツ一杯の量が平気な人でも体調を崩している時や寝不足の時にはバケツの半分くらいの量が限界量になっていることもあります。
日本では健康に影響のない量というのは人によって違うということから上限は定められていませんが、海外では一日400ml程度と定められています。
これはコーヒーで言うとマグカップに3杯分、紅茶ならマグカップに5杯分ほどの量となりますがこの数字はあてにせず、自分の体と相談して摂取するのが一番です。
カフェイン過敏症になりやすい人
誰もがなる可能性はあるのですが特に気を付けるべき人は神経が過敏な人です。
例えば私がそうであるように過敏性腸症候群である人はこちらも神経が過敏に反応することによって起こりますのでカフェインを摂取する際には摂りすぎないように注意しましょう。
またHSPの方についてもカフェインに弱いタイプの方がいます。
カフェインはどんなものに含まれている?
- コーヒー
- お茶
- 炭酸飲料(コーラやオロナミンC等)
- エナジードリンク
- ココア
- 紅茶
- チョコレート
- 風邪薬
- 上記を含むようなお菓子など
炭酸飲料やチョコレートにも含まれているってちょっとびっくりしませんか?
実際に私は寝不足の日にコーラとココアクッキーを食べてしんどくなったことがあります。
また高カカオのチョコレートは身体に良いと言われていますがカフェイン過敏症の人については注意が必要です。私はカカオ75%以上の板チョコ一枚分でかなりしんどくなってしまいます。
後々調べてみると割といろんなものにカフェインが含まれており、単体では大丈夫でもその時の身体の状態や複数のカフェイン製品が組み合わさってしんどくなることもあるみたいです。
カフェインを摂りすぎた時の対処法
カフェインを摂りすぎたな、ちょっとしんどくなってしまったな、という時はお水やスポーツドリンクをたくさん飲んで排尿しましょう。何度かトイレに行くことを繰り返すと身体が楽になります。
私が好んでいるものたち
カフェイン過敏症になると生活の幅が狭くなってしまうかというと決してそんなことはありません。
少量カフェインが含まれるものもありますが体に影響が出ないもの、妊婦さんやお子さんが飲んでも大丈夫なものを集めましたので参考までに!
カフェ編
- ノンカフェインコーヒー
- カフェインレスコーヒー(※少量含まれます)
- デカフェ(※少量含まれます)
- ほうじ茶ラテ(※少量含まれます)
因みにスターバックスコーヒーではほぼ全てデカフェ変更可能です。
お茶編
- 麦茶
- ほうじ茶(※少量含まれます)
- ルイボスティー
- カモミール100%のカモミールティー
- 玄米茶
カフェインが含まれていないお茶は種類が多いので選び放題です!フルーツティーにもカフェインを含んでいるものとそうでないものがありますのでパッケージをチェックしてみましょう。
お薬編
しんどくて薬を飲んでいるのにカフェイン効果でさらにしんどくなってしまうのは辛いですよね。
市販薬だと【無水カフェイン】が含まれているものはしんどくなってしまうかもしれません。薬を選ぶ際は成分の項目をしっかり確認をしておくと良いでしょう。
これらには無水カフェインが入っていないのでおすすめです。
- 漢方薬
- パブロンSゴールドW(総合風邪薬、12歳以上)
- ロキソプロフェン錠(解熱鎮痛薬、15歳以上)
最後に
カフェインは特に飲み物に多く含まれています。その為、訪問先で飲み物を出された際その飲み物がカフェインを含んでいることもあります。そういう時、私は感謝を述べて一口だけ口をつけるにとどめています。そうすることで相手にも失礼なく体の不調からも回避できます!
カフェインとはうまく付き合って健康的な毎日を送りましょう。